3Dプリンタの設備撤去

CASE STUDIES金属加工の企業様|廃棄の3Dプリンター機械撤去

金属加工の企業様|廃棄の3Dプリンター機械撤去

廃棄予定の大型金属3Dプリンター、安全かつ計画的に撤去しました

「使わなくなった大型機械、どうやって処分すればいいのか…」
「精密機械だから、普通の産廃業者に任せるのは不安だ…」
「工場のスペースを圧迫している古い設備を、安全に撤去したい」

工場の設備管理を担当されている皆様、このようなお悩みをお持ちではありませんか?

こんにちは、株式会社グランツです。私たちは金属リサイクルや、産業廃棄物収集運搬を専門としていますが、その知見を活かし、お客様の工場が抱える様々な課題をワンストップで解決いたします。

今回は、大阪府内の金属加工企業様よりご依頼いただいた「大型金属3Dプリンターの撤去・処分」の事例をご紹介します。大型・精密機械の撤去がいかに専門的な知識を要するか、そして私たちがどのように安全かつ効率的に作業を進めたかをお伝えします。

お客様が抱えていた課題:なぜ撤去が困難だったのか?

今回ご依頼いただいたお客様は、新しい設備導入に伴い、旧型となった大型の金属3Dプリンターの処分にお困りでした。お問い合わせいただいた当初、担当者様はいくつかの課題を抱えていらっしゃいました。

1. 重量とサイズの問題

対象の機械は、重量が数トンにも及ぶ大型設備でした。単純に運び出すだけでなく、工場の床や他の設備を傷つけないよう、専門的な養生と重量物運搬のノウハウが不可欠な状況でした。

2. 設置場所と搬出経路の複雑さ

プリンターは工場の奥まった場所に設置されており、搬出経路には他の稼働中の生産ラインが存在しました。生産活動への影響を最小限に抑えつつ、狭い通路を安全に通過させるための、緻密な計画が求められました。

総合ソリューションによるワンストップ撤去プロセス

これらの複雑な課題に対し、私たちは金属と機械に関する深い知見を活かし、以下のステップで撤去作業を計画・実行しました。

STEP 1:入念な現地調査と計画立案

まず、弊社の専門スタッフがお客様の工場へお伺いし、機械の仕様、設置状況、搬出経路、周辺環境を徹底的に調査しました。お客様の生産計画をヒアリングし、作業を行う最適な日時(工場の稼働が少ない週末など)を設定。搬出経路の養生計画、使用する重機や車両の選定、人員配置、リスクアセスメントまで含めた詳細な作業計画書を作成し、お客様にご確認いただきました。

STEP 2:安全を最優先した解体・分解作業

作業当日。計画に基づき、まずは周辺の安全を確保するための区画整理と養生から開始しました。次に、機械の構造を熟知したエンジニアが、電気系統の切り離し、油圧・空圧ラインの閉止といったデコミッショニング(解体準備)を慎重に行います。その後、輸送可能なサイズまで、専門工具を用いて丁寧に分解。この際、内部に残存していた金属粉末や作動油が漏れ出さないよう、細心の注意を払いました。

STEP 3:クレーンと特殊台車による搬出・輸送

分解された各ユニットを、工場内の天井クレーンや重量物専用の特殊台車(チルローラー)を駆使して、慎重に搬出口まで移動させます。すべてのユニットを屋外へ搬出した後、大型トラックのクレーンで吊り上げ、荷台に固縛。輸送中に荷崩れが起きないよう、厳重に固定して搬出を完了しました。

 

まとめ:使わなくなった大型機械、お困りではありませんか?

今回の事例のように、大型・精密機械の撤去・処分は、多くの専門知識と技術、そして法令に関する知識が求められる複雑なプロジェクトです。

株式会社グランツは、金属リサイクルならびに産業廃棄物収集運搬業で培った「様々な金属、産業廃棄物の回収・リサイクル」を応用し、お客様の工場が抱えるあらゆる課題に寄り添います。

  • 工場のレイアウト変更に伴う、大型設備の移設・撤去

  • リースアップした工作機械の処分

  • 閉鎖する工場の設備一括処分

 

など、機械設備の「お困りごと」がございましたら、ぜひ一度私たちにご相談ください。現地調査からお見積りまで、無料でご対応させていただきます。貴社の貴重なスペースと時間を、未来の生産活動のために有効活用するお手伝いをいたします。

 

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